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がんサバイバー体験談コラム(第5回)を掲載しました。

2021年02月04日

『がんサバイバーによる体験談コラム』

第5回はすい臓がん経験者の松本 眞由美様です。

 

私は札幌在住で、すい臓がんステージ4aで手術を受けて7年経ちました。

夫の職場のがん検診を含む家族検診を毎年受けていました。55歳の時、血糖値が高く要精密検査の通知がきて、すぐ糖尿病の専門医を受診しました。この病院は糖尿病の治療前の事前検査で腫瘍マーカーも項目に入れており、このマーカーに反応したことが私のすい臓がんの発見に繋がりました。

友人をすい臓がんであっという間に亡くしている夫は、私がすい臓がんかもしれないと伝えた時の第一声が「俺を一人にしないでくれよ」、この言葉は今でも忘れることができません。自覚症状もなく検診で見つかっても初期ではないという事実が、すい臓がんの手強さを物語っているのかもしれません。 「まさか自分ががんになるなんて」私もそう思っていた一人でした。
当時ではめずらしかった術前化学療法の後、手術という幸運もあり再発せずに7年が経ちました。がんは悲しい出来事でしたが、がんになって経験できたことは、かけがえのない財産となり生かされてる命に感謝しています。

がんは2人に1人罹患する時代となり、私は検診で命を救われました。ご自身や大切な人の命を守る検診を多くの方が受けられることを心から願っています。

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