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がんサバイバー体験談コラムを開始します。

2020年10月07日

◆第1回『がんサバイバーによる体験談コラム』

 

 がん経験者(サバイバー)の連載コラムを開始いたします。

 今後、毎月、1人1回きりの読み切り型にして自身の体験談や、がんになって想うことなどを踏まえて早期発見(がん検診)の重要さや職場環境のあり方等をお伝えします。

 

 第1回は中咽頭がん経験者の花木裕介様です。

 

 私は医療関連サービス会社に勤務する30代後半で2児の父です。

 バリバリ働いていた2017年11月、突然、中咽頭がんステージ4aの宣告を受けました。

 瞬間、「あと何年生きられるのか?」「家族、仕事、お金はどうなってしまうのか?」などの不安が頭を駆け巡り、それは日増しに強まりました。

 

 しかし、約9ヶ月に渡る治療・療養では、知人・友人、親族、勤務先のメンバー、医療従事者など多くの方々から応援いただき、2018年9月には無事に治療を終え職場復帰できました。復職後は、同じ病気に苦しむ方々の支えになれればと、産業カウンセラーのノウハウを活かし、出版・ブログ執筆等による情報提供や無料メール相談を開始。その中で、もっとも多かった相談が「罹患者とどう接すればいいのか?」でした。

 

 そこで2019年11月、職場の了解を得て「一般社団法人がんチャレンジャー」を立ち上げ、今年5月には「がん罹患者にかかわる方必携『寄り添い方』ハンドブック」を発刊しました。罹患者の体験談も多く掲載しています。

 

 この冊子ががんになった仲間にかかわる際の何らかのヒントになれば幸甚です。

 そして何より、事例を通じて、早期発見に向けたがん検診や予防などについて、日頃から話せる組織(企業)風土が生まれることを願っています。

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